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レンズ・照明制御

共通SDKを介してカメラ側で簡単制御

単一のカメラI/Oラインと共通SDKを介してレンズ・照明を制御。最小限のハードウェア・ソフトウェア要件で簡単にシステムを構築できます。

しかも、モジュラー設計を採用しているため、要件に応じて柔軟なシステム構築が可能です。

レンズ・照明制御ソリューションの製品一覧へレンズ・照明制御の詳細はこちら
  • 柔軟なシステム構築

    モジュラー設計を採用し、レンズ制御、照明制御、レンズ・照明制御の3種類の制御方法を選択可能
  • 最小限のハードウェア要件

    Basler同期ケーブルのみでカメラ、レンズ、照明を接続するため、追加のケーブルやコントローラーが不要
  • 簡単セットアップ

    GenICam対応の共通SDKを介し、カメラ、レンズ、照明の全制御機能へアクセス可能
  • 優れた拡張性

    余ったI/Oラインを外部機器の制御や工程管理に使用可能
多くのお客様にとって、画像取得そのものよりも、カメラ、レンズ、照明の接続・同期のほうが大きな課題となっています。そこで、レンズ・照明制御にかかる労力を抑えながら、ビジョンシステムを簡単に構築できるソリューションを開発しました。
Kimberly Matsinger
Kimberly Matsinger
アプリケーションエンジニアリングマネージャー

3種類の制御方法

マシンビジョンの幅広い用途に対応するため、レンズ制御、照明制御、レンズ・照明制御の3種類の制御方法をご用意しました。

レンズ・照明を柔軟に制御できるBasler同期ケーブル

本ソリューションでは、以下の3種類の制御方法をお選びいただけるモジュラー設計を採用しています。

  • カメラ+レンズ・照明制御

  • カメラ+レンズ制御

  • カメラ+照明制御

また、Basler同期ケーブルを使用することで、外部コントローラーや追加ケーブルなしでレンズ・照明を制御できます。

レンズ・照明制御ソリューションの構成機器

モジュラー設計を採用し、レンズ・照明制御対応のしたビジョンシステムを柔軟に構築可能。幅広い仕様の製品を取り揃え、最大限の柔軟性をご提供します。

Basler ace 2によりレンズ・照明を制御するビジョンシステム
ビジョンシステムのレンズ・照明を制御できるBasler ace 2、Basler boost R

Basler ace 2/Basler boost R


Basler ace 2、Basler boost Rは、レンズ・照明制御機能を内蔵しているほか、要件に応じて幅広いモデルをお選びいただけます。

Basler ace 2 - :コンパクト&豊富なラインナップ

  • インターフェース:GigE、5GigE、10GigE、CoaXPress、USB 3.0、GMSL2

  • 最大フレームレート:240fps、最大画素数:25MP

  • センサー:グローバルシャッター/ローリングシャッターCMOSセンサー、波長帯域:UV~SWIR

Basler boost R - 高速・高解像度撮像に最適

  • インターフェース:CoaXPress

  • 最大フレームレート:400fps、最大画素数:16.1MP

  • センサー:ソニー社製グローバルシャッターCMOSセンサー

Basler同期ケーブル:ビジョンシステムのレンズ・照明を制御できるスマートな電源I/Oケーブル

Basler同期ケーブル

こちらは、共通SDKを介してカメラ側でレンズ・照明を制御できるスマートな電源I/Oケーブルです。

  • 豊富なラインナップで3種類の制御方法に対応

  • ケーブル1本でカメラ、レンズ、照明を接続

  • 単一のカメラI/Oラインを介した双方向通信を採用しているため、余った汎用I/Oラインとフォトカプラ入力を外部機器の制御に使用可能

  • レンズ、照明、カメラ(オプション)への電源供給に対応

  • 幅広いケーブル長をご用意

このほか、対応するデータケーブルを追加することで、カメラからホストPCへのデータ転送も可能です。

レンズ・照明制御ソリューション向けのComputar社製モーター駆動式レンズとOptotune社製液体レンズ

モーター駆動式レンズ/液体レンズ

レンズについては、モーター駆動式レンズまたは液体レンズをお選びいただけます。Basler同期ケーブルを使用することで、外部コントローラーや追加ケーブルがなくても、共通SDKを介してカメラ側でレンズ制御と電源供給が可能です。

Computar社製モーター駆動式レンズ

  • フォーカス、ズーム、アイリスの自動調整に対応

  • 最大イメージサイズ:1/1.1"、最大画素数:20MP

  • 焦点距離:固定焦点(8mm~75mm)または可変焦点を選択可能

Optotune社製液体レンズ

  • 可動部なしの電子制御によるフォーカス調整が可能

  • 最大イメージサイズ:1.1"、最大分解能:2.7µm

  • 焦点距離:固定焦点(12mm~50mm)、絞り値:F3.1~F5.4

レンズ・制御機能ソリューション向けのBasler LED照明

照明

Basler LED照明は、全モデルが制御機能を内蔵しています。Basler同期ケーブルを使用することで、共通SDKを介してカメラ側で照明制御と電源供給が可能です。

  • リング照明、バー照明、同軸照明をはじめ、幅広い種類の照明をご用意

  • さまざまな照明サイズを選択可能

  • 各種照明色(白色、青色、赤色、IR、UV、SWIR)に対応

  • 外部コントローラーや追加ケーブルが不要

ビジョンシステムのレンズ・照明を制御できる、GenICam対応の共通SDK(pylon Software Suiteなど)をご提供

ソフトウェア

GenICam対応の共通SDK(pylon Software Suiteなど)を介し、ビジョンシステムのレンズ・照明をカメラ側で簡単かつ正確に制御できます。

  • GenICam対応で全制御機能にアクセス可能

  • メーカー固有の設定が不要

  • SDKを介してオートフォーカスやストロボモードを設定可能

  • Basler同期ケーブルを使用することで、カメラからレンズ・照明に正確なタイミングでコマンドを送信

GenICam対応のレジスターと共通APIを介し、Baslerカメラだけでなく、その他メーカーの機器も一括制御すれば、アプリケーションソフトウェアを一元化しながら、ハードウェア選定の幅がこれまで以上に広がるため、ビジョンシステムを簡単に構築することができます。
Sebastian Köll
Sebastian Köll
テクニカルアーキテクト

レンズ・照明制御ソリューションの製品一覧

最近では、高性能なカメラやレンズ、照明よりも、各構成機器がシームレスに動作することや、高性能なビジョンシステムを簡単に構築できることが求められるようになりました。Baslerでは、製品単体の販売にとどまらず、システム構築をトータルにサポートするレンズ・照明制御ソリューションをご提供しています。
Christian Schafmeister
Christian Schafmeister
グローバルプロダクトカテゴリーマネージャー
カメラ、レンズ、照明をワンストップで調達し、システム構築や同期にかかる労力を大幅に抑えることで、お客様の開発リソースを必要な作業に集約することが可能です。
Torben Deike
Torben Deike
グローバルプロダクトカテゴリーマネージャー

用途に合った制御方法の選択

すべてのマシンビジョン用途において、レンズと照明の両方の制御が必要になるわけではありません。Baslerでは、要件に応じてレンズ・照明制御、レンズ制御、照明制御の3種類の制御方法をご提供しています。

被写体との距離や照明条件が変化する物流用途では、レンズと照明の両方の制御が必要

レンズ・照明制御

被写体との距離や照明条件が変化する場合は、レンズと照明の両方の制御が必要です。

主な用途

  • 物流作業における大きさの異なる貨物の検出:オートフォーカスによる撮像距離の変化への対応+ストロボ発光タイミングの制御

  • 電子機器検査における高さの異なる欠陥の検出:オートフォーカスによる撮像距離の変化への対応+照明の順次切り替え

  • ロボットアームによる形状の異なる物体のハンドリング:オートフォーカスによる撮像距離の変化への対応+マイクロ秒単位のストロボ発光タイミングの制御

撮像距離が変化するフォークリフト作業をはじめ、高速かつ柔軟なフォーカスが求められる用途では、レンズ制御が必要

レンズ制御

以下の機器は、高速かつ柔軟なフォーカスが求められるため、レンズ制御が必要です。

  • ロボット(既存の固定照明付き)

  • 医療機器(専用のLED照明付き)

  • 小型機器(安定した固定照明付き)

主な用途

  • 梱包箱の高さ測定:オートフォーカスによる精度向上

  • 医療:高さの異なるサンプルホルダーの高速・高精度フォーカス

  • :ロボット作業(ビンピッキング、ピックアンドプレースなど):オートフォーカスによる撮像距離の変化への対応と画像ブレの防止

ナンバープレート認識をはじめ、均一かつ一貫した照明が求められる用途では、照明制御が必要

照明制御

以下の機器は、均一かつ一貫した照明が求められるため、照明制御が必要です。

  • 一定間隔に設置された試験機器

  • 高速コンベア

  • 固定レンズと複雑な照明を搭載した機器

主な用途

  • ファクトリーオートメーションにおける異常検知:ストロボ発光/オーバードライブ発光

  • 品質管理:インライン検査における照明の均一化

  • ナンバープレート認識:高輝度ストロボ発光による動体撮像


Baslerレンズ・照明制御ソリューションのメリット

Baslerレンズ・照明制御ソリューションには、ビジョンシステムの簡素化をはじめ、さまざまなメリットがあります。

従来のレンズ・照明制御

Baslerレンズ・照明制御ソリューション

❌ 外部コントローラーでレンズ・照明を制御するため、システムが複雑化

✅ 外部コントローラーなしのシンプルなシステム構成を実現

❌ 機器同士を接続するケーブル取り回しが複雑

✅ Basler同期ケーブルにより、ケーブル取り回しの労力を低減

❌ システム仕様が固定されているため、構成機器の選択肢が少ない

✅ モジュラー設計による柔軟なシステム構築が可能

❌ 制御方法(レンズ制御、照明制御、レンズ・照明制御)を選択できない

✅ 制御方法(レンズ制御、照明制御、レンズ・照明制御)を選択可能能

❌ 複数のSDKを使用するため、制御・同期にかかる労力が増大

✅ 共通SDKを介して全構成機器を素早く簡単に制御

❌ GenICamに対応していないため、制御機能へのアクセスが困難

✅ GenICam対応のSDKを介して全制御機能にアクセス可能

❌ I/Oラインの空きがないため、システムの拡張が困難

✅ 余ったI/Oラインを高度な作業に使用可能

今後の産業用画像処理では、製品単体の販売ではなく、システム全体のスムーズな構築・運用・拡張が求められるようになるでしょう。シームレスなシステム連携と用途拡大をトータルにサポートするBaslerレンズ・照明制御ソリューションは、まさにこのようなニーズに対応しています。
René von Fintel
René von Fintel
事業管理部門エグゼクティブディレクター

レンズ・照明制御ソリューションのシステム構築方法ー

以下の4つのステップを踏むだけで、共通SDKを介してカメラ側でレンズ制御、照明制御、レンズ・照明制御を行うビジョンシステムを簡単に構築できます。

STEP 1:ビジョンシステムの制御方法の決定

STEP 1

制御方法(レンズ制御、照明制御、レンズ・照明制御)を決定する。
STEP 2:モジュラー設計を活用した構成機器の選定

STEP 2

モジュラー設計を活用し、構成機器(カメラ、レンズ、照明、Basler同期ケーブル、データケーブル)を選定する。
STEP 3:Basler同期ケーブルによるカメラ、レンズ、照明の接続

STEP 3

Basler同期ケーブルでカメラ、レンズ、照明を接続する。
STEP 4:SDK(pylon Software Suiteなど)を起動し、構成機器を設定した後、撮像を開始する。

STEP 4

SDKを起動し、カメラ、レンズ、照明を設定した後、撮像を開始する。

よくあるご質問(FAQ)

Basler ace 2を使用している場合、カメラを新規購入しなくても、ファームウェアを更新することで、レンズを制御できます。ただし、Basler同期ケーブルに加え、Computar社製モーター駆動式レンズか、Optotune社製液体レンズが必要です。詳しくはこちらからお問い合わせください。

Basler同期ケーブルは、さまざまなケーブル長に対応しているため、離れた場所に設置された照明でもスムーズに接続・制御できます。製品一覧はこちらをご覧ください。

Baslerレンズ・照明制御ソリューションは、全制御機能がGenICamに準拠しているため、GenICam対応のSDKがあれば、pylon Software Suiteなしでも導入いただけます。また、ほかのBasler製品(Basler ace 2、Basler boost R、Computar社製モーター駆動式レンズ、Optotune社製液体レンズ、Basler LED照明、Basler同期ケーブル)との柔軟な組み合わせも可能です。

SWIR撮像を行う場合でも、Baslerレンズ・照明制御ソリューションを導入いただけます。Basler ace 2 X visSWIR、Computar社製モーター駆動式レンズVSW、Basler SWIR照明、Basler同期ケーブル、pylon Software Suiteの組み合わせがおすすめです。

Baslerレンズ・照明制御ソリューションは、単一のカメラI/Oラインを介した双方向通信により、レンズ・照明を制御します。そのため、余った汎用I/Oラインやフォトカプラ入力を外部機器の制御や工程管理に使用できます。

レンズ・照明制御ソリューションに関するお問い合わせ