導入事例

生命の内側に迫る:Nanolive社製3D Cell ExplorerにおけるBasler aceの活用

顧客
Nanolive SA
所在地
スイス・エキュブラン
‍日付
2015年

業界で初めて生細胞の非侵襲観察を実現したNanolive社製3D Cell Explorer。この顕微鏡には、Basler ace USB 3.0モデルが搭載されており、細胞内の構造や活動を3D画像で鮮明に可視化することで、生細胞研究に新たな可能性をもたらしています。

細胞内の構造や活動の可視化

3D Cell Explorerは、業界で初めて生細胞の非侵襲観察を実現した顕微鏡として、細胞核、細胞小器官といった内部構造のほか、刺激や薬物に対する細胞の反応を細かく分析することができます。

細胞内の構造を鮮明に可視化できるNanolive社製3D Cell Explorer
細胞内の構造を鮮明に可視化できる3D Cell Explorer

光の位相変化の高精度測定

3D Cell Explorerは、サンプルの上側に回転式照明アーム、下側に高開口数の乾燥系対物レンズが配置されており、照明を回転させながらホログラム撮影を行うことで、サンプルを通過した光の位相変化を測定します。また、照明にはレーザーダイオードを採用しており、緑色光(520nm)を物体光と参照光に分けたうえで、回転式照明アームを通過した物体光を斜め方向からサンプルに照射します。


Basler ace USB 3.0モデル(acA2000-165um)

マシンビジョンカメラによる高度なホログラム撮影

サンプルを通過した物体光と参照光を重ね合わせると、ホログラム(干渉縞)が形成されます。参照光を少しずつ回転させながら、Basler ace USB 3.0モデル( acA2000-165um )でホログラムを撮影して合成すれば、サンプルの全体像が得られます。合成開口と多視点のホログラム撮影を組み合わせたこの手法は、画質を向上させる効果もあり、すべてのホログラムの撮影が完了した後にコンピューター処理を行うことで、高精細な断層画像を生成することが可能です。

USB 3.0対応カメラ

自動細胞マーキングソフトウェアSTEVE

Nanolive社製STEVEは、各細胞小器官の光学特性が異なることを利用し、サンプルの3D画像の特定部位を自動的にマーキングするソフトウェアです。STEVEを使用すれば、屈折率が同じ領域を自動的に検出したうえで、デジタル染色で色分けすることができます。




3D Cell Explorerは、細胞の活動や反応をリアルタイムに観察し、細胞以下のレベルで起きている現象を複数の観点から分析できることから、研究機器としてさまざまな活用が期待されています。
Yann Cotte氏
Nanolive社CEO

Nanolive社について

Nanolive社は、2013年11月にスイス・ローザンヌのEPFLイノベーションパークに設立されたスタートアップ企業です。業界で初めて、非侵襲で生細胞の3D画像を生成できる画期的な顕微鏡を開発したことで知られています。

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