導入事例

高精細の顕微鏡画像による細胞活動の可視化

Basler aceの鮮明な撮像により、効率的な細胞研究をサポート

顧客
SYNENTEC GmbH
所在地
ドイツ・エルムスホルン
‍日付
2013年

病気のメカニズムの解明において、細胞研究は非常に重要です。顕微鏡メーカーのSYNENTEC社が開発した自動細胞解析装置NYONEは、細胞内部の微細な構造を鮮明に可視化できることから、創薬や細胞研究に広く活用されています。

mmスケールの脳断面画像
生体検査・病理解剖に使用されるmmスケールの脳断面画像:事前準備として採取した組織に対し、薄切加工・溶液浸漬や特徴抽出のための染色を実施

顕微鏡観察における高精細画像の取得

細胞をデジタル形式で可視化し、わかりやすいデータに変換することで、どのような細胞活動が行われているかを分析するNYONEにとって、デジタルカメラによる撮像と画像処理は必要不可欠な工程です。

nmスケールの脳断面画像
nmスケールの脳断面画像

細胞代謝と細胞欠陥

NYONEを活用して画像ベースのサイトメトリーを実施すれば、細胞活動に関するさまざまな情報を収集できます。しかも、mmからnmスケールの分解能に対応しており、細胞の代謝活動をわかりやすく可視化することが可能です。

細胞欠陥を素早く正確に検出するには、高精細の顕微鏡画像が必要不可欠であるため、NYONEの開発に当たっては、高速・高解像度撮影が可能なカメラを選定することが大きな課題となりました。

NYONEによる細胞代謝の解析
NYONEによる細胞代謝の解析

高品質な産業用カメラならではの優れた画質

ライフサイエンス業界では、画像ベースの測定装置に対するニーズが高まっています。高い感度と信号品質により、優れた画質を実現するBaslerカメラは、従来の測定装置からの移行に最適です。また、pylonに付属しているドライバーを活用すれば、装置の個別調整にかかる時間やコストを抑えながら、市場の変化にも素早く対応できます。

Basler ace GigEモデル
Basler ace GigEモデル

2台のカメラによる位置特定と高解像度撮影

組織検体や血液検体の顕微鏡観察では、細胞・組織と蛍光色素を結合させて、特定の標的を検出する蛍光染色が行われています。しかし、染色方法や照明のフィルター、光の照射方法によっては、後続の解析作業でさまざまな問題が発生するおそれがあります。

そこで、SYNENTEC社では、2台のBasler ace GigEモデルを導入することにしました。そのうち、1台(メインカメラ)は検体の高精細画像の取得、もう1台(サブカメラ)はホルダーと検体の位置関係の監視に使用します。カメラの選定においては、カメラセンサーの品質に加え、ROI(関心領域)機能によるフレームレートの向上が大きな決め手となりました。

Baslerの協力体制ときめ細かなカスタマーサービスのお陰で、難しい課題を素早く確実に解決することができました。
Matthias Pirsch
SYNENTEC社マネージングディレクター

SYNENTEC社(本社:ドイツ・エルムスホルン)は、蛍光・明視野観察向けの高速細胞撮影装置や、細胞株開発・細胞培養・創薬・がん研究・免疫研究・幹細胞研究向けの細胞アッセイ自動化装置を製造するリーディングカンパニーです。同社の目的は、優れた製品を手頃な価格で提供することにあり、幅広い検査機関や研究所において、細胞撮影の高速化・自動化に貢献しています。

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