Mapvision社製Quality Gateのデジタル化に貢献するBasler ace
- 顧客
- Mapvision Ltd.
- 所在地
- フィンランド
- 日付
- 2011年
Mapvision社が開発した高速・高精度の3D検査装置Quality Gateは、複数のカメラ(最大100台)とLED照明を使用した全方位撮影により、品質管理の自動化と信頼性向上を可能にしています。また、PoE(Power over Ethernet)やオンラインの設定調整に対応し、柔軟かつ簡単にセットアップができることもその大きな特長です。以下では、コンパクトかつ低コストでありながら、効率的かつ安定した撮像が可能なBasler aceを導入し、産業用外観検査装置のさらなる進化に貢献した事例をご紹介します。

Mapvision社製Quality Gateのデジタル化による検査精度の向上
Mapvision社では、複数のカメラを搭載した3D検査装置Quality Gateの開発に2004年から取り組んでいます。Quality Gateは、検査ボックスと専用ソフトウェアで構成されており、検査対象物の撮影に加え、画像解析による寸法測定や部品の過不足確認も可能です。2011年春、Basler ace GigEモデルを導入したことで、Quality Gateのデジタル化が実現しました。

高度な3D検査
Quality Gateの検査ボックスは、壁・床・天井に複数のカメラ(最大100台)と照明が設置された暗室構造になっています。
例えば、自動車のフロントフレームなどの検査対象物が製造ラインから検査ボックスに送られると、ボックス内のカメラと専用のLED照明が検査対象物を全方位から撮影します。しかも、各カメラと照明が所定のサイクルで正確に動作するため、わずか数秒で撮像が完了します。
一方、Quality Gateの専用ソフトウェアは、装置全体の“頭脳”として機能し、撮像の制御や3D画像の生成・解析・保存を行います。

Basler ace GigEモデルへの移行
従来のアナログカメラからデジタルカメラのBasler ace GigEモデルへ移行したことで、Quality Gateの機能性と撮像精度がさらに向上しました。
今回のソリューションの主なメリット
省スペースかつPoE対応のBasler ace GigEモデルを導入することで、ケーブル数や設置・保守にかかる労力を削減
単一のソフトウェアで複数のカメラを運用できるGigEインターフェースを採用
電子シャッターの高速連写により、製造ラインの速度を維持しながら、効率的な撮像を実現
検査対象物や測定要件の変更に応じて、検査ボックス内のカメラと照明を交換可能
オンラインの設定調整により、時間や交通費を節約
新製品の市場投入までの時間を短縮することで、現在の市場における競争力を向上
お手頃価格でありながら、Mapvision社の設計要件を満たすBasler ace GigEモデルを採用
Basler ace GigEモデルへの移行により、カメラをデジタル化することで、Quality Gateの柔軟性がさらに向上
発売当初から好調な売れ行きを維持しているBasler aceは、Mapvision社が求める性能を完備しています。
1台のカメラが故障しても装置の運用は可能です。しかも、対象物を多方向から撮影するため、検査精度がほとんど低下しません。
Mapvision社について
Mapvision社は、全数インライン検査による品質管理の向上と製造の効率化を目的として、自動車メーカーや自動車の一次サプライヤー向けにAI品質検査ソリューションを提供している企業です。