電子機器検査におけるCXP-12対応ビジョンシステムの活用
概要
CMOSセンサーの欠陥検査やディスプレイの輝度検査を含め、画質を確保するために特殊なセンサーを搭載したカメラが求められる電子機器検査。Basler CoaXPress 2.0（CXP-12）対応カメラboostは、高画素・広視野角に加え、ピクセルサイズも小さいため、焦点深度が深いテレセントリックレンズと組み合わせることで、電子機器に含まれる微細な部品を鮮明に捉えられます。
課題
CMOSセンサーの欠陥検査では、高速撮影を行いながら、センサー面のキズや異物を検出しなければなりません。 一方、ディスプレイの輝度検査では、パネルやマイクロLEDの最大輝度や輝度均一性を正確に測定することが求められます。
ソリューション
Basler boostは、高画素・広視野角に加え、焦点深度が深いテレセントリックレンズやCXP-12インターフェースカード1C（1チャンネル）などのアクセサリーと組み合わせることで、電子機器に含まれる微細な部品を鮮明に捉えられるため、CMOSセンサーとディスプレイの両方の検査に適しているといえます。 CMOSセンサーの欠陥検査には、オンセミ社製グローバルシャッターCMOSセンサーXGS 32000を搭載したBasler boostのモノクロモデル（画素数32MP、フレームレート35fps）がおすすめです。レンズはテレセントリックレンズ（1倍率、視野角21mm×15.79mm）を使用します。 一方、ディスプレイの輝度検査では、パネル全体を撮影可能な広視野角が必要になるため、オンセミ社製グローバルシャッターCMOSセンサーXGS 45000を搭載したモデル（画素数45MP・フレームレート16fps）を選択するとよいでしょう。
メリット
焦点深度、解像度など撮影要件に応じて幅広いセンサーを選択可能
高速・高解像度撮影に対応
大型パネルも撮影できる広視野角
CXP-12対応ハードウェア＆ソフトウエアをワンストップでご提供
使用製品
ご紹介したソリューションの導入には、以下の製品が最適です。
