ハイスピード - 高フレームレートによる安定したデータ転送を実現
ハイスピードの特長
高フレームレート対応のCMOSセンサー
USB 3.0による高速データ転送
画像転送の安定性を向上させるUSB3 Vision
動く物体の撮影に最適なグローバルシャッターセンサー
高いフレームレートを誇るCMOSセンサー
CCDセンサーは、ピクセルの受光面に蓄積された電荷を中央の増幅装置まで運んでから信号を読み出しますが、CMOSセンサーなら、各ピクセル上で直接電荷を処理するため、信号を同時に読み出すことが可能です。読み出し時間が短いと、フレームレートが向上するとともに、消費電力や熱発生(冷却装置がない場合)、ノイズも低減できます。このような理由から、Basler MED aceでは、医薬、医療、ライフサイエンス分野により適したセンサーとして、CCDセンサーの代わりにCMOSセンサーを採用しています。
関連するホワイトペーパーを読むUSB 3.0による高速かつ信頼性の高いデータ転送
ラボラトリーオートメーションでは、高フレームレートによる安定したデータ転送が求められるため、USB 3.0とUSB3 Visionがおすすめです。USB 2.0とGigEの最高転送速度がそれぞれ45MB/秒と100MB/秒であるのに対し、USB 3.0は350MB/秒を実現しており、速度・信頼性・耐久性の三拍子が揃ったプラグアンドプレイ対応インターフェースとして産業用途にも対応できます。一方、USB3 Visionは、画像転送の安定性を向上する方法について定めたもので、この規格に準拠したハードウェアやアクセサリーを使用すれば、すべての構成機器をスムーズに接続できます。
詳しくはVision Campusへ動く物体の撮影に最適なグローバルシャッターセンサー
カメラを選ぶ際には、CMOSセンサーとCCDセンサーの違いだけでなく、シャッター方式にも注意する必要があります。シャッター方式は、画像の読み出し方法の違いから、グローバルシャッターとローリングシャッターの2種類に分けられます。ローリングシャッターは1列ずつ読み出しを行うため、動く物体を撮影すると、ローリングシャッター現象と呼ばれる歪みが生じるおそれがあります。一方、センサーの受光面全体で読み出しを行うグローバルシャッターなら、対象物を瞬時に捉えるため、ラボラトリーオートメーションなどの高速撮影用途に最適です。
関連するホワイトペーパーを読むCMOSセンサーが選ばれる理由
CCDセンサーに取って代わり、普及が進んでいるCMOSセンサー。このビデオでは、医療・ライフサイエンスを含め、さまざまな分野においてCMOSセンサーを採用するメリットについて解説します。