FPGAの前処理によるビジョンシステムの性能向上

マシンビジョン業界において15年以上の実績を持つBasler AGビジョンシステムコンサルタントより、FPGAとCPU/GPUを組み合わせてビジョンシステムの性能を飛躍的に向上させる方法について解説します。

ウェビナーを視聴する
FPGAの前処理によるビジョンシステムの性能向上

マシンビジョン業界の課題

マシンビジョン業界においてカメラの高画素化、画像処理アルゴリズムの高度化が進み、大量データの高速転送が求められるなか、従来のCPU/GPUベースのビジョンシステムでは、リアルタイムな処理に対応できない場面が見られるようになりました。
このウェビナーでは、以下の課題に焦点を当てながら、高性能なビジョンシステムを構築・運用する方法について解説します。

  • データ転送速度の制約:高画素センサーの導入により、既存のシステムで処理しきれないほどにデータ量が増大

  • システムコストの増大:高価なGPUや高性能なCPUにより、ハードウェアコストが増大

  • 生産性の低下:処理の遅延により、製造ラインの速度や品質検査の精度が低下

  • システムの複雑化:複雑な画像の前処理により、システム全体の性能と運用性が低下



近年のマシンビジョン業界における最も大きな課題は、画像処理アルゴリズムの開発ではありません。大量データの高速転送を可能にするには、ビジョンシステムの構造自体を変える必要があります。

このウェビナーは、ビジョンシステム開発者、マシンビジョンエンジニア、プロセスオートメーション担当者をはじめ、システム全体のコストパフォーマンスにお悩みのお客様にとって有益な内容になっています。開発工程が複雑で導入が難しいと思われがちなFPGAですが、Visual Appletsなど簡単便利なソフトウェアを活用すれば、専門知識がなくてもビジョンシステムの性能を大幅に向上させることができます。ウェビナーの中では、ビジョンシステムコンサルタントより、最小限のコストで最大限の結果を出す方法について解説していますので、ぜひご視聴ください。

解説内容

  • ビジョンシステムの構造(CPU、GPU、FPGA)

  • 画像処理の運用と最適化

  • Visual Appletsを活用したFPGAプログラミング

  • 事例紹介


※本ウェビナーは、2025年3月に開催された「AW 2025 Korea Vision Show」での弊社講演を録画したものです。コンテンツは英語(自動字幕あり)にてご視聴いただけます。

Baslerウェビナー



Björn Rudde

Basler AGビジョンシステムコンサルタント

高性能なビジョンシステムの開発に関して15年以上の実績を持つ専門家。Baslerドイツ本社にて約10年にわたって世界中のメーカーのシステム刷新プロジェクトを担当。FPGAによる画像の前処理とVisual Appletsに関する豊富な知識を活かし、ビジョンシステムの性能の最大化に向けたさまざまなソリューションを提案している。

製品・サービスに関するご不明点やご相談等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。