DNAシーケンシングにおけるCoaXPress 2.0の活用
DNAシーケンシングにおけるCoaXPress 2.0の活用
概要
4種類の塩基から構成されるDNA鎖を解析し、その配列を分析するDNAシーケンシング。次世代シーケンシング(NGS)の登場により、ゲノム構造の微細な違いが把握できるようになるなか、作業の自動化や精度・速度のさらなる向上に向けた動きが進んでいます。
課題
細胞の構造を隅々まで正確かつ鮮明に可視化するには、高速・高解像度撮影が可能なCoaXPress 2.0(CXP-12)対応システムが必要不可欠です。また、開発労力と測定精度の両面で厳しい要件を満たすため、カメラ、インターフェースカード(またはフレームグラバー)、その他アクセサリーを含め、高性能なビジョン機器を揃えることも求められます。
ソリューション
今回のビジョンシステムは、蛍光色素で標識を行った後に撮影を行い、励起光の波長や強度を分析することで、DNA鎖を構成する4種類の塩基の種類と配列を特定します。 ノイズを抑えながら、高速・高解像度撮影を可能にするため、インターフェースにはCXP-12を採用しました。 また、カメラ、インターフェースカード(またはフレームグラバー)、ケーブルなどのCXP-12対応製品がワンストップで揃うだけでなく、手法の異なるDNAシーケンシングに幅広く対応していることもBaslerの大きな強みです。 撮像性能については、最新のCMOSセンサーを組み合わせることで、画素数16.1MP・最大フレームレート150fpsを実現しました。
メリット
高速・高解像度撮影により、分析精度や作業効率を向上
広いダイナミックレンジで、明暗差のある高コントラスト画像を撮影
CXP-12ならではの高速データ転送&簡単接続のプラグアンドプレイ対応
使用製品
ご紹介したソリューションの導入には、以下の製品が最適です。