広視野撮影を利用したコード読み取り
広視野撮影を利用したコード読み取り
自動コード読み取りの概要
生産、包装、出荷のプロセスでは、トレーサビリティのために1次元および2次元のデータマトリックス・コードとバーコードが使用される。小さなコードは、大きなパッケージ上で自動的に見つけられ、読み取られなければなりません。
大きな貨物に印刷された小さなコードを読み取る際の課題
特に梱包済みのパレットの場合、大小異なる外箱と内箱にさまざまな向きでコードが印刷されています。
出荷前の最終検査をスムーズに行うためには、1回の撮影でこれらのコードを読み取ることが求められました。
ソリューション:高画素カメラ&ソフトウェアを活用したコード読み取り
今回の事例では、Basler CoaXPress 2.0(CXP-12)対応カメラboostのうち、オンセミ社製グローバルシャッターCMOSセンサーXGS 45000を搭載したモデルを採用しました。
高画素(45MP)・広視野角(2×1m)・高速データ転送に対応したこのカメラがあれば、大きな貨物と小さなコードの両方を捉えながら、コードの細かな線一本一本を4ピクセルの精度で鮮明に撮影できます。
このほか、システムを構成するレンズ、CXP-12インターフェースカード(1チャンネル)、pylon Camera Software SuiteもすべてBaslerがご提供しているものです。
コンピュータービジョンによる貨物のコード読み取りのメリット
広範囲に点在する小さなコードを簡単かつ正確に読み取り可能
レイテンシーを抑えながら、高画質(高解像度)データをリアルタイムに転送
カメラとインターフェースカードの互換性を確保&共通SDKとして機能するpylonも使用可能
pylonのプラグアンドプレイ機能により、システム構築の時間やコストを削減
使用製品
ご紹介したソリューションの導入には、以下の製品が最適です。