ビニングとは?
ビニングとは?
隣接するピクセルを一つに結合することで、解像度と引き換えにマシンビジョンカメラの光感度を向上させる手法をビニングといいます。
ビニングの種類
ビニングには、横方向に隣接するピクセルを結合する水平ビニング、縦方向に隣接するピクセルを結合する垂直ビニング、両方向に隣接するピクセルを結合するフルビニングの3種類があり、ピクセルをひとまとめにすることで解像度が低下してしまいますが、その代わりに高感度の画像を取得することができます。
ビニングの特長
高感度:複数のピクセルを組み合わせることで、1ピクセル当たりの受光量が増大するため、低照度イメージングや動体撮影に最適
低ノイズ:1ピクセルずつ読み出す時と同じノイズ量で、複数のピクセルの信号を加算することが可能
高フレームレート:解像度を下げることで、カメラのフレームレートが向上
カメラのイメージセンサー上で行う従来のビニングは、ビニング係数に整数(2×2、3×3など)を指定しなければならないため、解像度の細かな調整が難しいという課題がありました。しかし、Baslerのピクセルビヨンドを使用すれば、ビニング係数として小数点以下の数値を指定することも可能です。