- 製品
- ソリューション
- ダウンロード
- お問い合わせ・サポート
- Vision Campus
- 企業情報
-
製品
コンピュータービジョン製品:ハードウェアカメラ レンズ 照明 画像入力ボード ケーブル アクセサリー ネットワーク機器/周辺機器コンピュータービジョン製品:ソフトウェアpylon Camera Software Suite VisualApplets その他ソフトウェアカテゴリー別製品ラインナップエンベデッドビジョンシステム用製品 医療・ライフサイエンス用途向け製品 CoaXPress対応製品エリアスキャンカメラBasler ace 2 Basler ace Basler MED ace Basler boost Basler beat Basler dart Basler pulse Basler scoutBasler aceaceの新機能ラインスキャンカメラBasler racerBasler racerBasler racer - the right choiceBasler blazeblaze FAQ 活用事例:3DカメラとAIによる果物の自動識別 Basler blazeソフトウェア ToFカメラ搭載ラベル貼付ロボット Use-Case-Kine-Roboticsレンズ単焦点レンズ画像入力ボードUSB 3.0インターフェースカード GigEインターフェースカード CXP-12インターフェースカード imaWorx microEnable 5 marathon microEnable 5 ironmanpylon Camera Software Suitepylon vTools pylonオープンソースプロジェクト FAQ pylonドライバー&GenTL pylon SDK pylonビューワーその他ソフトウェアBasler blazeソフトウェア フレームグラバー用ソフトウェア Basler顕微鏡ソフトウェア Basler録画ソフトウェア ロボットプログラミングソフトウェアdrag&bot
-
ソリューション
エンベデッドビジョンエンベデッドビジョンシステム用製品エンベデッドビジョンシステム用製品エンベデッドビジョンシステム用カメラ Basler エンベデッドビジョンキット エンベデッドビジョンソフトウェア NVIDIA社製品対応エンベデッドビジョン NXPセミコンダクター社製対応エンベデッドビジョンキットBasler エンベデッドビジョンキットAIビジョンソリューションキット
-
ダウンロード
- お問い合わせ・サポート
-
Vision Campus
カメラ技術用途に合ったCMOSセンサーの選び方 カメラの色設定の重要性 ビジョンシステムに最適なレンズの選び方 エンベデッドビジョンの5つのポイント マルチスペクトルイメージングとは? CMOSカメラの比較 画像処理における色の役割 プロセッシングボード 画像処理における3D技術 エンベデッドビジョンシステムとは? CMOSイメージセンサーが選ばれる理由 Time of Flightとは? 画質とは? カメラのサイズ デジタルカメラの仕組み? CMOS vs. CCD: 未来のセンサー技術 リアルタイム性 近赤外(NIR): 低光量でも鮮明な画像を実現 高感度画像処理カメラさらに表示表示を減らすインターフェースとその規格System Setup with CoaXPress 2.0 CoaXPressとは? エンベデッドビジョンに適したインターフェースとは? GigE 2.0対応マルチカメラシステム USB 3.0 – 次世代のカメラインターフェース Camera Link ギガビットイーサネット(GigE) GenICam規格 USB 3.0とUSB3 Vision規格
-
企業情報
USB 3.0インターフェースのメリットとUSB3 Vision規格

近年、産業界や医療業界だけでなく、一般市場でも広く受け入れられるインターフェースとなったUSB 3.0。技術面においてのUSB3.0の特徴は、最大350MB/秒の転送速度を誇り、プラグアンドプレイにも対応している点です。このようなリアルタイム互換性と高い転送速度により、USB 3.0はマシンビジョン業界において、速度面で劣る旧型インターフェースのFireWireとUSB 2.0に取って代わろうとしています。最新の市場データや動向によると、USB 3.0はインターフェース市場に確固たる地位を確立し、Gigabit Ethernetと並ぶ主流製品になると見られます。
最近になって、USB 3.0の呼び名がUSB 3.1 Gen 1に変更されました。技術的な違いはないため、この2つの言葉はいずれも同じものを指します。しかし、最新世代のUSBインターフェースであるUSB 3.1 Gen 2は異なります。USB 3.1 Gen 2はUSB SuperSpeed+とも呼ばれており、これまでのUSBよりも最大帯域幅がさらに広くなっています。今のところ、USB 3.1 Gen 2の普及はまだ進んでいない状態で、一部の開発・試験プロジェクトでしか目にすることができず、対応している機器もほとんどありません。
とはいえ、ユーザー側でも自身のニーズ応じて最適なインターフェースを選定する必要があります。市場に出回っているインターフェースにはそれぞれ独自の強みがあるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。転送速度とプラグアンドプレイへの対応を重視するなら、USB 3.0が正に最適といえます。一方、GigEは長いケーブル(最大100m)が必要な場合や複数のカメラを取り付ける場合に高い性能を発揮します。
GigEインターフェース向けにGigE Vision規格 が存在しているのと同様に、USB 3.0インターフェースにおいても、産業用マシンビジョンシステム向けの準拠規格としてUSB3 Visionが2013年1月に正式承認されました。USB3 Visionは、自動画像化協会(AIA) が主導する画像処理向けのUSB 3.0インターフェース公式規格です。同協会の創設メンバーとして、Baslerはこの規格の策定に大きく貢献しました。
USB3 Visionの規格は、USB 3.0の通信・設定について統一したルールを作ることを目的としています。互換性のないアクセサリーが大量に出回ったり、各メーカーが独自のソリューションを展開したりすると、エンドユーザーの混乱を招くことになります。こういった状況が発生しないようにするためには、統一した規格を策定することが必要不可欠なのです。
USB3 Vision規格が発表されるまで、画像処理業界においてUSBデバイス向けの基準は存在しませんでした。それまでは、様々なカメラメーカーが単に一般市場で使用されているUSB 2.0インターフェースを基にしたそれぞれ異なる独自のソリューションを提供していましたが、これらのソリューションの大半は、各構成機器の安定性や耐用性、そしてソリューション全体の堅牢性について、産業用途に必要な水準を確保するには不十分なものでした。過去の状況を見ても、インターフェースの体系的な導入と専用規格の策定は、画像処理業界におけるインターフェースの普及と拡大にとって非常に重要であることが分かっています。
USB3 Vision規格のデザインには、現代のあらゆる産業用カメラインターフェースの共通プログラミングインターフェースであるGenICam 規格が利用されています。 USB3 VisionとGenICamは安定性が高く、 画像の転送やカメラの制御を行う際の遅延も少なくなっています。また、様々な種類のカメラに対応しており、部品の取り外しが簡単であるだけでなく、システムを構成する異なるハードウェア・ソフトウェアコンポーネント向けの通信プロトコルを備えているなど、USB3 Vision公認のカメラ、ソフトウェア、アクセサリーを使用することで多くのメリットが期待できます。
このほか、ケーブルの接続部分がスクリュー式になっているなど、USB3 Vision規格では機械的なデザインについても配慮することで、インターフェースの堅牢性を向上させるとともに、構成機器を交換できるようにしています。
USB3 Vision規格のトランスポート層はマシンビジョン向けに最適化されており、非同期イベントをデバイスからホストに転送するコントロールトランスポート層とイベントトランスポート層、データ転送時の信頼性や速度を確保し、オーバーヘッドを低減するストリームトランスポート層などで構成されています。
USB 3.0のメリットについてご不明点がある場合やUSB 3.0対応カメラがお使いの用途に適しているかをご確認したい場合は、
お気軽にお問い合わせください。