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Linux x86用pylon
簡単操作のSDKとドライバーやツールがセットになったソフトウェアパッケージpylon Camera Software Suiteは、新登場のGenICam 3.0に準拠しており、最新のカメラモデルを操作し、その機能にスムーズにアクセスできます。
BaslerのLinux x86用pylonやその注意事項、マニュアル類は、こちらからダウンロードいただけます。
Linux x86用pylonの主な機能
- BaslerのGigE・USB 3.0対応カメラに完全対応
- BaslerのGigE Vision対応カメラとUSB3 Vision対応カメラに使用可能なGenICam GenTL Producer(バージョン1.5)を搭載
- BCON搭載カメラの設定が可能
- 32ビット、64ビット、x86のアーキテクチャーに対応
- デスクトップシステムとエンベデッドシステム用にカスタマイズ済み
- GenICam準拠の使いやすいSDKにより、開発コストを削減し、長期にわたって投資対効果を確保
GenTL規格には、システム全体の中から1台または複数のカメラを検出し、処理、設定をしたうえで撮影を行う機能があります。つまり、MathWork社製MATLAB、MVTec社製HALCON、Stemmer Imaging社製Common Vision Bloxなど、GenTL規格に対応したサードパーティ製ソフトウェアを通じてBaslerカメラを操作できるのです(機能ブロック図参照)。また、Baslerの長年にわたる経験と、高性能ドライバーの開発における業界屈指のノウハウにより、不具合がなく、CPU負荷も少ない、安定性と信頼性を兼ね備えた画像転送が可能です。
pylon 5には2種類のGenTL Producerが搭載されているため、サードパーティ製ソフトウェアを通じてBaslerのGigE Vision対応カメラとUSB3 Vision対応カメラを操作できます。

現バージョンのLinux x86用pylonは、Linuxカーネルの現在あるすべてのバージョン(LSB 4.1:詳細については注意事項のファイルをご覧ください)でご使用いただけます。
現バージョンのLinux x86用pylonは、Linuxカーネルの現在あるすべてのバージョン(LSB 4.1:詳細については注意事項のファイルをご覧ください)でご使用いただけます。
pylon 5 Camera Software Suiteは、業界初となるGenICam 3.0技術を使用したソフトウェアです。
より速く:GenICam 3.0を使用することにより、以前のバージョンと比べてカメラの起動時間が約4倍速くなりました。
より小さく:GenICam 3.0では、以前のバージョンと比べて必要なRAMが約半分になっています。
特にエンベデッドシステムなどのパワーが低いシステムでは、これらの特長が大きな威力を発揮します。 新しくなったGenICam 3.0は下位互換性にも優れており、既存のソフトウェアに対するコード修正がほぼ必要ないため、旧式のBaslerカメラをご使用の場合でもpylonの革新的な性能を実感していただけます。 必要な変更の詳細については、pylon移行ガイドに記載されています。
より簡単に:コピーするだけの簡単なデプロイメント方法を新たに導入。pylon SDKで作成したプログラムであれば、ランタイムで必要なpylonファイルを対象システムにコピーするだけで使用可能なため、少ないリソースでpylonアプリケーションをエンドユーザーに再配布できます。 また、コピーデプロイメントを行うことにより、他のメーカーが開発したGenICam対応のマシンビジョンソフトウェアパッケージと競合することなく、簡単かつスムーズにpylonをインストールできます。
pylonの主な機能
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NEW:カメラマニュアルを内蔵することで使いやすさを向上。
pylonビューワー上で直接マニュアルを閲覧し、内容を確認できるため、カメラの評価やソフトウェア開発をかつてないほどスムーズに行うことができます。閲覧の際には、pylonビューワーのカメラ機能をワンクリックするだけでHTML版マニュアルに移動するため、マニュアルを別途検索したり、ダウンロードしたりする必要はありません。
開発ソフトウェアの操作性も向上しており、C++、C、Cを含む各種プログラミング言語に対応したサンプルコードが付属しているため、コードをコピーペーストしてコンパイルするだけで作業が完了します。
pylon Camera Software Suiteのチュートリアル
詳細はこちら
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NEW:pylonビューワーのカメラ機能が多言語に対応
カメラ機能の説明やツールの使い方を英語以外の言語で閲覧したいという方のために、業界で初めてカメラ機能の多言語対応を実現。pylonの各種機能・ツールに関する説明をご希望の言語でご覧いただけます。
pylon Camera Software Suiteのチュートリアル
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pylon SDK
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GigE対応カメラとUSB 3.0対応カメラで使える帯域幅マネージャー
簡単操作の帯域幅マネージャーがあれば、GigE対応カメラまたはUSB3.0対応カメラで撮影したすべての画像が設定した帯域幅でアプリケーション(pylonビューワーなど)に確実に送信されているかを確認できるため、画像データ転送の最大スループットや信頼性の面でシステム全体を最適化できます。画像データの転送に伴う負荷は、接続されているカメラごとに個別に調整できるため、すべてのカメラの持つ帯域幅を最大限まで活用しながら、エラーを起こすことなく画像データを転送することが可能です。
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pylon機能ツリーの検索機能とお気に入り登録
pylon機能ツリーに検索機能が追加されました。キーワードを入力することにより、すべてのカメラ機能を素早く簡単に検索いただけます。見つかった機能はお気に入りに登録できるため、カメラ評価の際に再度時間や手間をかけて検索する必要はありません。ぜひお試しください。
詳細はこちら
エンベデッドシステム用ソフトウェアの開発もより簡単に
エンベデッドシステムはデスクトップシステムと比べてコストが低いため、ビジョン用途においてますます注目を集めています。しかし、エンベデッドシステム用ソフトウェアの開発は、通常のシステムと比べて複雑であることが多く、コストもかさみます。
エンベデッドシステムの開発作業を軽減するpylonがあれば、開発コストや組み込みにかかるコストを削減できます。
- pylonはさまざまなOS(Windows、Mac OS X、Linux)やプロセッサーアーキテクチャー(x86、ARM)に対応している一方で、常に同じAPIを使用しているため、通常のコンピューターでアプリケーションを(プロトタイプ用など)を開発した後、コードを変更することなく、エンベデッドシステムなどの別のプラットフォームに移行できます。また、既存のデスクトップシステムで使用しているpylonのコードについても、簡単にエンベデッドシステム用に移行できます。
- pylonでは、カメラインターフェースの種類(GigE、USBなど)にかかわらず、常に同じAPIを使用しているため、評価やプロトタイピングの段階では接続が簡単なプラグアンドプレイ対応のカメラ(dartのUSB 3.0対応モデルなど)を使用して開発を行い、エンベデッドシステムへの移行の際に他のインターフェースを使用したカメラ(dartのBCON搭載モデルなど)に移行できます。移行の際のコード変更もわずか数行で済みます(必要な場合のみ)。