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  • ビデオ:Basler aceの新機能

    このビデオでは、aceの新機能モノクロカメラ用PGI とスタック型ROIの機能や特長のほか、pylon Camera Software Suiteを使用した設定方法についてもご紹介しています。

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aceの強力な新機能

さらに高度なカメラ設定(画像処理方法)を可能にする2つの新機能がaceに追加されました。これらの機能は、aceの一部モデルでご使用いただけます。

高い性能、効率性、利便性を兼ね備えたaceの2つの新機能:

  • モノクロカメラ用PGI(特許取得済み)
  • ROI(関心領域)の複数選択が可能なスタック型ROI

これらの機能の仕組みや特長および対応モデルについて、以下にご紹介します。

モノクロカメラ用PGI

さまざまな機能がセットになったPGIは、リリース以来大きな反響を呼んでおり、カラー撮影の効率化だけでなく、これまでは不可能であった用途の実現にも貢献しています。PGIが有する5×5デベイヤリング、カラーアンチエイリアシング、ノイズ除去、シャープネスの4つの機能は、これまでカラーカメラでしか使用することができませんでしたが、今回の機能追加でモノクロカメラにも搭載されるようになりました。

モノクロカメラ用にカスタマイズ

モノクロカメラの場合、デベイヤリングとカラーアンチエイリアシングを行う必要はありませんが、ノイズ除去とシャープネスは大きな威力を発揮します。Baslerでは、PGIのアルゴリズムをモノクロカメラ用に調整しました。

図1:PGIのシャープネス、ノイズ除去機能
図1:PGIのシャープネス、ノイズ除去機能

カラーカメラとは異なり、モノクロカメラはピクセル形式のデベイヤリングが必要ないため、生画像をそのまま使用し、センサーの速度を最大限に活用できます。

また、カラーカメラは撮影の過程でモノクロカメラよりも多くのノイズや不具合が発生するため、PGIを使用した際のメリットがよりはっきりとわかります。カメラテストを行う際は、この点もあわせて考慮すると良いでしょう。PGIの詳細については、こちらをご覧ください。

モノクロカメラ用PGIは、ace L、ace Uのソニー社製センサーPregiusシリーズ搭載モデルとオン・セミコンダクター社製PYTHONセンサー搭載モデルでご使用いただけます。

関心領域の複数選択が可能なスタック型ROI

確立された技術として産業用画像処理に頻繁に使用されている関心領域(ROI)を活用すれば、速度を向上させたり、データ負荷を軽減したりすることができますが、解像度が高くなることにより、重要でない部分まで強調されてしまうというデメリットもあります。しかし、経済的な運用を行うためには、多くの場合で速度の向上やデータ負荷の軽減が必要になります。

わかりやすい例として、ボトル検査を行う場合を見てみましょう。ボトル検査では、以下の部分を集中的に検査します。

  • ボトルの口(充填量、密封性の確認)
  • ボトル中央部のラベル(貼付位置、使用画像の正確さの確認)
  • ボトルの底(キズ、割れの確認)
図2:関心領域の複数選択が可能なスタック型ROI
図2:関心領域の複数選択が可能なスタック型ROI

検査工程の効率化を図るため、検査機器の速度は向上を続けています。また、カメラの解像度が上がったことにより、細かい部分まで確認可能な精度の高い検査が行われるようになりましたが、それに伴い画像1枚当たりのデータ量も増大したため、膨大なデータをきちんと処理することができるプロセッサーやアルゴリズムを求める声が高まっています。

新登場のスタック型ROIを使用すれば、図2の例に示すように、複数の関心領域を同時に選択することができます。

Baslerでは、ace L、ace Uのオン・セミコンダクター社製PYTHONセンサー搭載モデルとソニー社製高速センサーPregiusシリーズ(IMX174、IMX252、IMX250、IMX255、IMX253)搭載モデルのFPGAにこの機能を搭載しており、サイズ調節が可能な関心領域を最大8つ(IMX174は4つ)まで選択できるようになっています。

 図3:スタック型ROIの調節可能な値

図3:スタック型ROIの調節可能な値