お使いのブラウザが古くなっていますので、このウェブサイトのすべての機能が表示されない可能性があります。 お使いのブラウザの更新する方法をご覧ください。

OK
2019/05/09

Basler MED aceの画質を向上させる色補正機能

Basler MED aceの画質を向上させる色補正機能

医療・ライフサイエンス分野の撮影では、色を含めたすべての情報を忠実に再現することが非常に重要です。色再現性を確保するにはカメラの色設定を正確に調整しなければなりませんが、最適な設定値を見つけることは容易ではありません。そのような場合、pylonに搭載されているBaslerカラーキャリブレーターを使用すれば、素早く簡単に色設定を最適化することができます。

色補正の重要性

医療の現場では、患部の色に基づいて薬の処方や外科手術などの診療を行う場合があります。特に眼科、皮膚科、顕微鏡観察では、対象部位の疾患の有無を判断するための材料として色情報が重視されています。例えば、十分な酸素の供給を受けていない組織は変色を起こします。高い演色性を確保するには、カメラの色設定を適切に調整することが必要不可欠なのです。

色補正の仕組み

Basler MED aceの色補正機能では、カラーチェッカーと呼ばれるカードを使用し、色差(ΔE)に基づいてカメラファームウェアの色処理を最適化します。カラーチェッカーにはチェスボードのようなマス目が付いており、有彩色と無彩色を含め、さまざまな色が並んでいます。それぞれの色は特定の照明条件下における固有のsRGB値を有しているため、参考指標としてカメラで撮影した色と照らし合わせることができます。

カメラのカラー値をsRGB値に変換すれば、カラーチェッカーにある指標となる色のsRGB値と比較し、色差(ΔE)を算出することができます。色補正では、このようにしてカメラの各色成分を数値化し、カラーチェッカーの指標値と比較することにより、色差を最小限に抑えます。

色再現性の高さは、ΔEの数値から判断できます。ΔEが1未満の場合は実物の色とほぼ同じように感じられますが、ΔEが1以上になるあたりから人間が認識できる微妙な色の違いが生じ、5以上になると異なる色に見えます。

色補正の詳細については、Vision Campusの記事「医療における色補正」においてもご紹介しています。Basler MED aceの技術仕様やBaslerカラーキャリブレーターの操作方法についてご不明点がございましたら、サポートチームまでお気軽にお問い合わせください。豊富な知識を持った担当者がご対応いたします。