導入事例
Basler aceを利用した車両のタイヤ溝の3D測定
タイヤ溝の深さを測定するシステムを取り扱っているGL Messtechnik社では、これまで主にタイヤの開発業者や研究・開発センター、品質試験センター、タイヤメーカー向けに定置型のシステムや持ち運び型の2Dシステムを提供していましたが、今回新たに修理工場、自動車ディーラー、運送業者でも使えるシステムを開発しました。
新しいシステムでは、タイヤ溝の深さの3D測定が可能なほか、持ち運べるようになっており、あらゆる大きさの車両の下に設置できます。
開発段階では、持ち運びを可能にするために、システム本体の高さをかなり低く抑えなければならないことが大きな課題となりました。通常、GL Messtechnik社では、測定システムの中にコンパクトレーザーセンサーを搭載していますが、今回の用途では大きすぎるため、他の方法を考える必要がありました。高さに関する課題を解決するため、GL Messtechnik社はカメラとレーザーセンサーを別々に分けることにしました。カメラとレーザーセンサーは単体ではコンパクトレーザーセンサーよりもサイズが小さいため、高さを抑えることができます。そして、同社のシステムに搭載するカメラとして、Basler aceが選ばれました。