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2018/06/11
ToFソフトウェアに新バージョンが登場

ToFソフトウェアの最新バージョン(バージョン1.4.0)が公開され、ダウンロード いただけるようになりました。今回のリリースでは、Basler pylonとの互換性の向上、ToFビューワー使用中のCPU負荷の軽減、GenICam GenTL 1.5への準拠などの細かい改善に加え、以下の新機能が追加されています。
ToFビューワーの新たな保存機能
撮影時に散布図、距離画像、強度画像、信頼性マップを生成し、ファイルとして保存できるようになりました。また、カメラの設定を記録しておくこともできます。
ToFカメラとRGBカメラ(2Dカメラ)による同時撮影
RGB画像と距離画像を同時に撮影し、カラーの距離画像のサンプルを作成できるようになりました。Basler ToFカメラと標準的なGigE対応カメラを組み合わせて使用する方法は、ColorAndToFのサンプルコードに掲載されています。
.Net-Wrapperによるソフトウェアトリガー、同期型フリーラン撮影などのカメラ機能の呼び出し
PTP(IEEE1588)、ソフトウェア、同期型フリーラン撮影などの全カメラ機能を.Net-Wrapperで呼び出せるようになりました。
同期型フリーラン撮影では、干渉を起こすことなく、複数のToFカメラを同時に使用することができます。撮影の際にはPTPを使用してカメラを同期させます。C#によるカメラのセットアップ方法は、SyncFreeRunのサンプルコードに掲載されています。
距離画像と散布図の相互変換
距離画像を散布図に変換する方法はPointCloudFromDepthImageのサンプルコード、散布図を距離画像に変換する方法についてはConvertPointCloud2DepthMapのサンプルコードに掲載されています。
複数のカメラで撮影を行う際のネットワーク設定
複数のカメラを同時にトリガーする場合、パケット間遅延とフレーム転送遅延を設定することにより、ネットワークのパケットロスを抑制することができます。
カメラのキャリブレーション、レンズの歪み補正に関する設定
歪み補正を含め、カメラ自体の詳細な設定が可能になりました。
新機能の詳細については、pylonリリースノートをご覧ください。
Basler ToFソフトウェアの最新バージョンのダウンロードはこちら
ご不明点がある場合や詳細をご希望の場合は、Baslerサポートチーム までお気軽にお問い合わせ ください。