2014年7月8日

              常にカラーが必要とされますか?

              Basler racer
              当社のお客様から、自分達にはモノクロ またはカラーのどちらのカメラが必要なのかという質問を頻繁に受けます。最終的には:カラーカメラが常に最高の選択とは限りません。カラー画像はそれを見る人の多くにとって、単に目に優しいということが多々あります。色そのものが、主要検査事項であるタスク以外には、カラーカメラは必ずしも必要なものではありません。色によって特定の特徴を検出するアプリケーションには(例えば、対象上の赤い点など)、カラーは便利ですが、常に必要とされるわけではありません。
              実際に、こうした特徴は多くの場合、モノクロカメラで作成される白黒画像でも見えます。色が検査タスクでの絶対不可欠部分でない場合には、モノクロカメラが多くの場合より良い選択肢であるといえます。それは、カラーカメラの場合、使用されているカラーフィルターのため、モノクロカメラに比べ本質的に感度が落ちるためです。例えば、多くのラインスキャンアプリケーションでは、実際、モノクロカメラがより良い選択である場合があります。

              一目でわかるカラーカメラと比べた場合のモノクロカメラの利点:
              • 優れた感度:各ピクセルは赤、緑、青のいずれかの光を受信します。それ以外の波長は、受信されません。そのため、モノクロピクセルは、カラーピクセルに比べ最大で3倍の光量を受信します。結果として、モノクロカメラはカラーカメラと比べおよそ1.5倍感度が高くなります。
              • 低ノイズレベル:もうひとつの利点はモノクロカメラは人工的な照明を使った状況で低ノイズを実現する傾向にあります。この理由は、人工の照明は通常、昼間の太陽光と同じような構成ではなく、カメラのセンサーはこうした条件下では色のついた照明からより多くのノイズを受ける傾向があるためです。
              • より高い解像度:ベイヤーパターン(デュアルラインスキャンカメラ)を行う場合、カラーカメラは、不足している色情報を、隣接するピクセルから補間する一方で、モノクロカメラは、元のピクセルから直接こうした情報を引き出します。これにより、モノクロカメラは若干高い解像度を実現します。
              • カラーフリンジなし:上記の隣接するピクセルを使用した色の補間は、特に、黒と白が混在するような高コントラスト画像のエッジ部分に好ましくないカラーフリンジを引き起こす可能性があります。
              • カラーカメラに比べ設置が容易:カラーカメラは照明光源の色温度に較正する必要があるため、モノクロカメラに比べ取り付けが複雑です。このプロセスには、個々の色の比較が含まれます。
              • より良いダイナミックパフォーマンス:モノクロカメラは、過飽和のピクセルの評価や、抑制を行う性能に長けています。カラーカメラは、任意の時点で1つ以上のカラーチャネルが過飽和である場合に問題が発生し、この問題の検出、補償が困難です。交通信号の画像が良い例となります:赤のピクセルが過飽和で緑もその一部または全体が過飽和である場合、光はオレンジがかって見え、潜在的にそれを見る人やマシンビジョンシステムにとって悲惨な結果をもたらします。
              • 近赤外線(NIR)領域でより高い感度:一般的に、モノクロカメラは近赤外領域でより高感度で、肉眼では見えない果物の圧力がかかったポイントや腐敗を検出することができると言えます。
              • 高いビット深度:一般的にモノクロカメラは、より高いビット深度にも対応し、言い換えれば、より多くの量のデータを送信するとも言えます。これは、Web検査、選別、包装、輸送などの分野の用途に特に関連しています。具体的な数字:Rawベイヤーデータは、しばしば8bits で送信され、モノクロデータは最大12bitで送信されます。
              • 最後に、モノクロカメラはカラーカメラに比べ、お手頃な価格です。
              カラーが正しい選択であるのはどんな場合ですか?

              カラーが必要とされる状況では、モノクロカメラでもレンズの前に搭載するカラーフィルタを用いて改造することができます例えば、白黒写真撮影の場合、赤色フィルタは、しばしば植物の緑、空の青色を補償するために、風景撮影に使用されます。カラーフィルタは、食品検査や鉱業生産物の選別のような特定の色をターゲットとするために使用することができます。

              続きをお読みになりたいですか?

              Basler racer のようなモノクロカメラはWeb検査、選別、包装、輸送などの多様なアプリケーションで使用されています 。アプリケーションの範囲についての概要はここ または当社のマーケティングノート 「 Basler racer – 高機能なオールラウンドのラインスキャンカメラ 」をご覧ください。

              当社のモノクロカメラBasler racer raL6144-16gmを使った典型的なカメラアプリケーションについては、成功事例「Basler racer GigEカメラによりプリント回路基板の追跡が容易に」で説明されています。

              さらにご質問がおありの場合には、Basler営業チームまでお気軽にお問い合わせください。

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